
はじめに
犬の健康は適切な食事から始まります。
餌の種類、量、与え方などのちょっとしたことでも、愛犬の健康状態に大きな影響を与えます。
正しい食事のルールを守ることで、愛犬をいつまでも元気に保つことができます。
目次
餌の種類
餌の量
餌の与え方 犬
おやつ
食べ残し
食事と運動
食器
食事の変化
食事と健康
餌の種類
ペットフードには様々な種類がありますが、基本的には年齢や犬種、活動量に合わせて選ぶことが大切です。
総合栄養食は栄養がバランスよく含まれているので安心です。
アレルギーがある場合は特別な食事療法食品が必要になるかもしれません。
また、場合によっては、肥満対策や尿道結石対応のペットフードを与えて普段から病気の予防に備える必要があります。
犬の体調を見据えながら食事を選ぶことです。ただ、あまりに高いものは、長続きしないので、そのあたりはどこで折り合いをつけるかが肝要になります。
餌の量
餌の量は年齢、体重、活動量によって変わります。
パッケージの目安より少な目に与え、体型を見ながら調整することをおすすめします。
肥満は健康上よくないので、過剰な量は避けましょう。逆に量が足りないと栄養失調になる恐れがあります。
犬の適正体重との兼ね合いで食事の量を決めることが必要です。そのために定期的に獣医の所に行き、体重を量り、アドバイスをもらうことが大切です。
餌の与え方 犬
餌は、一日に複数回に分けて与えるのが望ましいです。大体は、朝晩2回が目安になります。
時間を決めて、同じ場所で食べさせることで、規則正しい生活リズムを身に付けさせることができます。
一度にたくさん食べさせると、消化不良の原因になる可能性があります。
また、嘔吐の原因にもなります。

おやつ
おやつは愛情を込めて与えるものですが、与えすぎると肥満の原因になります。
おやつの量はその日の総カロリーの数パーセント以内に抑えましょう。
また、人間の食べ物は塩分や糖分が多く含まれているので、できるだけ控えめにしましょう。
脂肪を抑えたり、塩分を抑えたりした犬の状態に合わせたベストなものを選ぶのが最適です。
また、硬くて歯ごたえがあるもの、やわらくて消化に良いものなども考えて上げましょう。
食べ残し
食べ残しは新鮮なうちに取り除きます。長時間放置すると腐り、ハエなどの害虫を呼び込む原因にもなります。
食が細い場合は獣医師に相談し、原因を探ることが大切です。無理強いはせず、別のものを用意するなどの対応が必要です。
食事と運動
逆に食事の直後は激しい運動を控えましょう。嘔吐のリスクがあり、消化にも悪影響があります。
散歩もゆったりとして、排便をさせながらすると、犬の胃腸の調子も良くなっていきます。
便は必ず、飼い主が袋にいれて家に持ち帰ることがエチケットになってきます。
食器
食器は使用後、必ず洗浄し清潔に保ちます。洗剤で洗い、洗剤が残って付着していないかを見ることが大切です。
古い食べ残しが付着していると細菌が繁殖し、食中毒のリスクが高くなります。定期的に新しい器に替えるのもおすすめです。
また、犬の口の高さにぴったりとあったものでないと、犬が思うように食事ができなかったりします。
犬が立った状態で、少し首を下げた位の食器の高さにしましょう。都合の良い食器がない時は食器台を使いましょう。
食事の変化
子犬期、成犬期、高齢期と、それぞれのライフステージに合わせた餌の種類や量の変更が必要になります。
高齢犬には低カロリーでタンパク質を控えめにした餌が適しています。獣医師に相談しながら、適切な餌を選びましょう。
食事と健康
下痢や嘔吐など、食事に起因する健康トラブルが起こった際は、早めの対処が大切です。
まず、24時間程度は食事を控え、水分のみを与えましょう。症状が改善しない場合は獣医師に相談しましょう。
食事と健康状態の変化には注意深く気を付ける必要があります。
まとめ
犬の食事には様々なルールがあり、それらを守るためには飼い主の適切な知識と対応が欠かせません。
餌の種類、量、与え方、おやつの与え過ぎ、食事と運動のタイミングなど、細かい部分にも気を付ける必要があります。
また、年齢による食事の変化や、病気との関係性にも留意しましょう。
愛犬の健康は適切な食事管理から始まります。愛犬の健やかな成長と長寿を願います。
